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■アストンマーティン ラピードを国内初披露
2010年02月10日
4ドアスポーツサルーンとなる“ラピード”を国内初披露した。
2009年のフランクフルトショーでワールドプレミアを飾った
アストンマーティン ラピードは、クーペさながらの
エレガンスとスポーティネスを併せ持った4ドアサルーン。
左右セパレートタイプのリアシートにより、贅沢な空間が
与えられたキャビンは、乗員4人すべてがスポーツドライビングを
共有できるように仕立てられている。
アルミ素材の接着によって構成されたシャシーは、
軽量化と高剛性を両立し、車重は2トンを切る1950kgを実現。
パワートレインには同社のフラッグシップクーペとなる
“DB9”と同じく、6.0リッターV12ユニットを搭載。
最高出力470ps、最大トルク61.2kg-mを発生し、
マニュアルシフトが可能な6速タッチトロニックを組み合わせる。
エクステリアもロングノーズにシャープなヘッドライト、
グリル形状やリアのC型テールランプなど
DB9のテイストを踏襲され、Bピラーはピラーレスとされているなど
4ドアクーペと呼ぶにふさわしいデザインが与えられた。
大径20インチのホイールにはフロント245/40、
リア295/35のサイズが組み込まれ、ブレーキには
アストンマーティン初となる鋳鉄とアルミをミックスした、
“デュアルキャストブレーキシステム”が搭載されていることもトピックだ。
また4枚のドアは、開けた際に12度上方に跳ね上がり、
大きく70度まで開く“スワンウイングドア”により、
乗り降りがしやすいように配慮されているのも注目すべき点。
なおリアシートでは、オプションのエンターテイメントシステムを
組み込むことで、前席ヘッドレストバックに
備わったモニターにより、専用のDVDや映像や
音楽を楽しむこともできる。後席を倒せば、
最大770リッターのラゲッジスペースを稼ぎ出すことも可能だ。
価格は2268万円。メルセデス・ベンツCLSが
火付け役となった4ドアスポーティサルーン市場には、
昨年デビューしたポルシェ パナメーラや、
後にはランボルギーニエストーケが控えているなど、
にわかに盛り上がりを見せている。この中でラピードが、
マーケットでどれだけのアピールができるか? 今後の動向に注目だ。